誕生!! 「豊田」自動車工業会

トヨタ、日産、ホンダのトップで回していた自工会会長に、トヨタが出資するいすゞのトップが就任。我田引水ではないのか。

2024年1月号 BUSINESS [業界団体は誰のために]

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日本自動車工業会の会長に2024年1月から、商用車大手、いすゞ自動車の片山正則会長が就任することが決まった。23年11月22日、自工会の現会長である豊田章男氏(トヨタ自動車会長)らが記者会見して発表した。

「長田は委員長を退きますが…」

これまで会長職は、トヨタ、日産自動車、ホンダの大手3社のトップが輪番で就くことが慣例だったため、3社以外から選ばれるのは異例だが、豊田氏は「物流2024年問題」が大きなテーマになるとし、「大型車(トラック)」で豊富な経験を持つ片山氏に次期会長をお願いした」と説明した。24年からはトラック運転手の労働時間に規制がかかるため、輸送力が落ちるとの見方がある。こうした課題を解決するには、運行管理やエネルギーマネジメントなどの面で自動車産業も積極的に取り込む必要があり、トラックメーカーのトップとして知見がある片山氏に白羽の矢が立ったという。しかし業界関係者からは ………

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