日大「隠ぺい」底なし/「林執行部」総退場

「もし明日、執行部が総退陣しても何の支障もありません。もともと何もやってない人たちですから」(日大関係者)

2023年12月号 DEEP [追跡11弾]

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「日本大学アメリカンフットボール部薬物事件対応に係る第三者委員会」、略称「第三者委員会」の10月30日付報告書がさる31日に公表され、日大の大麻汚染問題がますます沸騰している。元名古屋高等裁判所長官の綿引万里子ほか3人の弁護士によって構成された第三者委員会は、文部科学省高等教育局長から委嘱され、その名の通り、薬物事件における日大の対処を厳しく追及した。くだんの第三者委員会の報告をごく簡単にまとめると、日大の大麻事件は以下のような経緯をたどっている。まず昨秋、アメフト部に大麻情報がもたらされ、11月27日には部員が大麻使用を自白した。ここでアメフト部指導陣による第一の隠蔽がなされる。元アメフト部監督で現・文理学部事務局次長の高橋宏明が、部員の大麻使用自白に基づいて同期の日大OBの警視庁警視正に相談する。このとき高橋は旧知の警視正から、所轄の成城警察署 ………

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