遂に告訴受理 /「木原怪事件」真相解明の奥の手

再捜査を中止させられた当時、警察庁長官だった栗生俊一氏が今や官房副長官。最大の障壁か。

2023年12月号 DEEP

内閣改造で官房副長官から自民党幹事長代理・政調会長特別補佐に転じた、木原誠二衆院議員(東京20区、5期目)の妻の前夫が変死した事件は前夫の遺族が提出した殺人罪の告訴状を警視庁大塚署が受理し、新たな段階に入った。警視庁が「自殺」と結論づけて送検し、東京地検が不起訴処分とした場合、検察審査会にその当否を仰ぐことが可能となった。仮に警視庁が捜査をサボタージュしても「奥の手」があるという。

「無念を晴らしたい」

木原氏の妻(X子)の前夫、安田種雄さん(当時28歳)は2006年4月10日未明、東京都文京区の自宅で血だらけの状態で死んでいるのを、父親が見つけた。遺体のそばにナイフがあり、司法解剖の結果、失血死と判明した。安田さんとの間に子ども2人をもうけたX子は、事件の半年ほど前からY男と交際し、家を出ていたが、前日に帰宅していた。同署には「私が寝ている間に隣の部屋で夫が死んでいた」 ………

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