「診療所の極めて高い利益率を踏まえれば、診療所の報酬単価を大きく下げてマイナス改定とすべきだ……」
2023年12月号 BUSINESS [コロナで潤う]
10月25日、東京・丸の内の東京国際フォーラム。最も大きいホールAに正午前から大勢の人が詰めかけた。コロナ禍前の形式で4年ぶりに本格開催された「健康保険組合全国大会」。全国の大手企業の健保組合関係者ら約3千人が会場を埋め尽くし、オンライン視聴も約1500人に上った。「『社会保障を支えるのは若い世代で、高齢者は支えられる世代である』という従来の固定観念を払拭し、年齢に関わりなく、全ての国民がその能力に応じて負担し、支え合うことが不可欠です」基調演説をした健康保険組合連合会(健保連)会長の宮永俊一は三菱重工業の社長から会長を務めながら、20年から健保連の会長も2期連続で務める。「現役世代にこれ以上の負担増を強いることはできない」と力説し、全世代型社会保障改革の必要性を訴えた。
健康保険組合は全国に1383あり、従業員とその家族ら約2824万人が加入する。全組合 ………
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