ジャニーズ性加害「テレビも共犯」

所属タレントを起用しない企業が続出しても日テレとテレ朝はこれまで通り。NHK除き反省の弁なし。

2023年10月号 DEEP [反省なき民放]

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創業者で前社長のジャニー喜多川氏(2019年死去)による少年への性加害を認め、被害者に補償すると表明したジャニーズ事務所。社長も交代したが、喜多川氏の名前を冠した社名はそのままで、同事務所のタレントを広告に起用しないと発表する企業も出てきた。性加害を知りつつ、報じてこなかったテレビ局は喜多川氏の「共犯」と批判されるが、NHKを除いて反省の弁はない。性加害問題の深層を探る。

「人類史上、最も愚かな事件」

この問題は今年3月、英BBCがドキュメンタリー番組「J-POPの捕食者 秘められたスキャンダル」を放送したことで急展開する。アイドルを目指して喜多川氏の下に集まった「ジャニーズJr.」の一人だったカウアン・オカモトさんが4月12日に記者会見し、「足のマッサージから始まり、性器を触られ、口淫された。翌日1万円を渡された。被害は12~16年に喜多川氏の自宅やホテルなどで15~20回」と証言した。オカ ………

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