「日本維新の頑固もん」馬場伸幸の半生

「8番キャッチャー」を自認する男に「エースで4番」の自信が芽生えてきた。近い将来、調理師免許を持つ首相が誕生しても少しもおかしくない。

2023年9月号 POLITICS [「エースで4番」に変身中]

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「マッチョな奴っておるやろ。調子がいい時は粋がって強気なことばかり言うけど、苦しい時に全然役に立てへん奴のことや。せやけど馬場(伸幸)ちゃんはいい意味でマッチョやない。調子のいい時も慎重にいくつも腹案を用意して動くし、苦しい時も踏ん張れる。こういう奴やないと、これからの維新を引っ張っていくことはできへん」日本維新の会(大阪維新の会を含む。以後維新)を創設し、大阪府知事や大阪市長を務め、4月に引退した松井一郎は、現維新代表の馬場伸幸をこう評した。馬場伸幸(58)は堺市議時代から、1歳年上の松井一郎と行動を共にし、2012年暮れの衆院選で初当選した。その後、維新の国対委員長や幹事長を務め、202
1年11月に維新共同代表、2022年8月の代表選で維新代表となり、こう抱負を述べた。「私は8番キャッチャー。みんなを支え、活動しやすい基盤を作ることを心がけたい」この ………

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