「だめだこりゃ」再編の目玉「JSR」

JIC傘下に入る元国策会社。外国人社長の評判は散々で、手腕に疑問の声が続々。

2023年9月号 BUSINESS

半導体の材料メーカー大手、JSRが官民ファンドの産業革新投資機構(JIC)の傘下に入ることが決まった。業界再編を主導し、日本が強みを持つ半導体素材の分野で国際競争力を高めるという。もっとも「業界再編を旗印に掲げるが、上手くいくはずがない」(半導体業界関係者)と早くもディスる声が上がる始末。その声に耳を傾けると、なるほど一理がある。

業界での知名度は皆無

半導体不足は昨年あたりから至るところで叫ばれているから、今回の再編はかなりのホットイシューだが、なにしろJSRが地味。改めて整理しよう。JSRは1957年に設立された国策会社で、元の社名は日本合成ゴム。その後に民営化されて業務内容を拡大、半導体の基板であるシリコンウエハーに塗布するフォトレジスト(感光材)では世界3割のシェアを持つ。フォトレジストの分野は日本企業の独壇場で、JSRを含む5社で9割のシェアを握る。もっとも開発競争は ………

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