「SBIファンドラップ」の決闘/早くも「AI投資」400億円突破

「野村の匠」が勝つか、「AI投資」が勝利を収めるか。エンタメ性と遊びココロが人気を博している。

2023年9月号 BUSINESS

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「資産運用元年」。メガバンクから地銀、証券会社に至るまで、新しいNISAの導入に向けて顧客の獲得競争が激しさを増している。一方で、千葉銀行などが業務改善命令を受けるなど、稼ぎ頭だった仕組債の販売停止もあり、地銀などでは、金融商品販売が落ち込み、金融庁からも「リテールビジネスから撤退し、他の分野に経営資源を集約することも選択肢の一つ」と指摘される有り様だ。

「AI投資」400億円突破

こうしたなか、早い・安い・豊富に加えポイントを武器に、NISAもiDeCoも投資信託も、着実に口座数と残高を増やしているのが、ネット証券だ。そのなかでも、SBI証券が鳴り物入りではじめた投資一任サービス「SBIラップ」が好調だ。「SBIラップ(AI投資コース)」は、2023年6月にはサービス提供開始から約14カ月で預り残高が400億円を突破。2022年度通期における契約増加件数も3万4914件と業界No.1だという。AI投資コースは ………

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