号外速報(8月15日 11:35)
2023年8月号 BUSINESS [号外速報]
創業社長(当時)による暴力団組長への利益供与問題で揺れる三栄建築設計を巡り、オープンハウスグループによる救済買収シナリオが急浮上している。
三栄建築に関する一連の問題が表面化したのは今年5月30日。同日、警視庁は住吉会系暴力団組長を暴力行為等処罰法違反容疑で逮捕。件の組長は2020年12月、三栄建築子会社が発注したアパート解体工事を巡って、仲介会社の担当者に対し、「工事を早く終わらせないと庭に穴を掘って埋めるぞ」などと脅迫していた。1カ月後、事態は急展開する。こともあろうに、三栄建築が東京都暴力団排除条例に基づく勧告を都公安委員会から受けたのである。小池信三社長(当時)は2021年3月、住吉会系暴力団組長に189万円の小切手を渡していたのだ。条例は企業などが暴力団関係者に対し利益供与をしてはならないとしており、そうした違反行為を防止するため公安委員会が ………
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