木原官房副長官 vs 週刊『文春』の果し合い

「記事は、事実無根」「マスコミ史上稀にみる深刻な人権侵害」などと非難し、刑事告訴の構え。

2023年8月号 DEEP

  • はてなブックマークに追加

7月6日発売の週刊『文春』は、岸田文雄首相の最側近で官房副長官の木原誠二衆院議員(東京20区、東村山市、東大和市など)の妻が「殺人事件の重要参考人として警視庁から聴取されていた」と報じた。13日発売の号にも続編を掲載した。有料サイトでは、木原氏が「俺がいないと妻がすぐ連行される」と話すのを聞いたという愛人の音声や警視庁の捜査員と被害者遺族らとのやりとりも聞ける。木原氏の代理人弁護士が刑事告訴すると記者クラブに通知し、新聞やテレビは後追いしないが、妻の立件に執念を燃やす警視庁の捜査員は少なくないという。

政治家の妻でなかったら

同誌の記事によると、2006年4月10日未明、警視庁大塚署管内(東京都文京区の一部)にある一軒家で、住人の風俗店勤務、安田種雄さん(当時28歳)が血だらけで死んでいるのを父親が見つけた。右太腿から20~30センチ離れたところに細長いナイフがあった。死因は失 ………

ログイン

オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。

FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービス(無料)です。年間定期購読をご契約の方は「最新号含む過去12号分の記事全文」を閲覧いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※オンライン会員サービスの詳細はこちらをご覧ください)。