日本維新が攻め込む「衆院神奈川」の激戦区

立憲は、県内の現有10議席の「半減」が危惧される。維新と個別の「選挙協力」を模索する動きも。

2023年8月号 POLITICS

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通常国会中の解散・総選挙は見送られたが、各党とも今秋の臨時国会中の解散を見据えて候補者選定を急いでいる。中でも、日本維新の会が引き続き躍進するのかが注目の的だ。報道各社の世論調査では、維新は既に立憲民主党を抜き「野党第一党」になっている。この調子で議席を稼ぐため、維新は候補者選定を加速させている。特に力を入れるのが神奈川だ。4月の統一地方選で続々と当選者を出し、東日本における橋頭堡を築いた。神奈川は衆院で小選挙区が2つ増え計20選挙区になり、大幅に区割りが変わったため混戦が予想される。地盤が割れた現職との戦いならば、新人にも勝ち目があると「出馬希望者が引きも切らない」(維新関係者)という。当然、維新は県内全選挙区に擁立する方針で、現職や旧民主党系の元職、地方議員経験者など、7月上旬時点で3分の1の選挙区で候補者を決めた。立憲から「離脱組」を誘 ………

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