見掛け倒し! コマツの「地雷除去機」

カンボジアやラオスでの実績を誇らしげに喧伝するが、輸出実績はわずか一桁台か。

2023年7月号 BUSINESS

  • はてなブックマークに追加

5月に開催された主要7カ国首脳会議(G7広島サミット)はロシアによる侵攻を受けているウクライナへの支援が大きなテーマだった。広島を電撃訪問し、原爆がもたらした惨禍とその後の復興ぶりを目の当たりにしたウクライナのゼレンスキー大統領は演説で「復興には日本の経験が必要だ」と語った。日本が憲法上の制約で欧米各国のような武器供与ができないことを理解していた。では日本は何ができるのか。可能なのはロシアがウクライナの国土に仕掛けた地雷を除去する地雷除去機の提供だ。岸田文雄首相は3月にウクライナの首都、キーウを訪問した。その際の共同記者会見でゼレンスキー大統領は「地雷除去や瓦礫の処理などに期待する」と語った。これに対し、岸田首相も「決定済みの総額71億ドルの支援を着実に実施し、電力、地雷処理、農業など様々な分野でウクライナを支えていく」と応じた経緯がある。 ………

ログイン

オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。

FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービス(無料)です。年間定期購読をご契約の方は「最新号含む過去12号分の記事全文」を閲覧いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※オンライン会員サービスの詳細はこちらをご覧ください)。