在日中国人実業家、羅怡文氏は唸るほどの火葬場マネーをどうしようというのか。
2023年7月号 BUSINESS
東証プライム企業、広済堂ホールディングスのドル箱である火葬場運営子会社「東京博善」が料金値上げに狂奔中だ。5月中旬、東京博善は休憩室などの利用料金を大幅に引き上げた。平均的な「星の間」(収容人数48人)の場合、それまでの2万3650円が4万700円といった具合だ。どの利用者も火葬中には休憩室を使わざるを得ないから、実質的には本体料金の値上げと同じである。短期間で東京博善の値上げはじつに3回目だ。最初は2021年1月で、対象は火葬の本体料金。平均的な「最上等」ではそれまでの5万9千円が7万5千円へと値上げされた。さらに翌22年6月に燃料費上昇を名目に導入されたのが航空料金で見られる燃油サーチャージ制である。現行では1万2200円が付加される。これら引っくるめると、利用者が払う料金は5割超も値上がりした計算だ。東京23区内を見渡すと、港区などの一部事務組合が運営する「臨海 ………
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