労使紛争のスカイマークで国交省閥の蠢動

労務を放置しスト通告に至る。洞社長は国交省閥の結成に邁進か。

2023年7月号 BUSINESS

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約8年ぶりに東証グロース市場に再上場を果たしたスカイマークで、また労使間の「トラブル」が発生した。新型コロナウイルスで激減した旅客需要の回復が追い風となり、同社が5月に発表した2023年3月期決算は4年ぶりの最終黒字(57億2600万円)を計上。15年の経営破綻からの再建という乱気流を抜けて、日本航空(JAL)、全日本空輸(ANA)の大手2社の追走を始めたばかりの出来事に、「またか」との声が聞かれる。「スカイマーク乗員組合から、ストライキ等の争議行為を行う旨の通知がありましたので、お知らせします」。厚労省が5月17日付で公表した文書に関係者がざわついた。労組が5月21日以降、ストライキ態勢に入ると記されていたのだ。スカイマーク乗員組合とは何か。22年12月の再上場時の同社の目論見書には、その存在は記されていなかった。関係者によると、パイロット職を中心に今年3月に結成され ………

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