地銀に出資! 北尾SBIもどき「北國銀行」の真の狙い

北國銀行が岩手、武蔵野、山梨中央、琉球の4つの中堅地銀に出資。日経新聞は「デジタル軸に協業」と持て囃すが。

2023年7月号 BUSINESS

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石川県の中堅地銀である北國銀行を傘下にもつ北國フィナンシャルホールディングス(北國FHD)が、投資子会社「QRインベストメント」を通じて、複数の地銀の株式を取得したという。一部には事前通告もなく、「地銀が地銀に出資した」と地銀業界では大騒ぎだ。北國FHD(総資産5.6兆円)から出資を受けたのは、岩手銀行(同3.9兆円)、武蔵野銀行(同5.3兆円)、山梨中央銀行(同4.3兆円)、琉球銀行(同3.0兆円)の4つの中堅地銀だ。出資により、北國FHDは、岩手銀行では発行済み株式総数の4%を取得し第2位の大株主に躍り出た。武蔵野銀行では同2.72%を取得し、第5位の大株主となり、琉球銀行では、同3.07%を取得し、第3位の大株主となった。北尾吉孝CEOが率いるSBIグループによる「地銀連合構想」の二番煎じにもみえるが、北國側は「純投資」であり、地銀再編や資本提携が目的ではないという。日本経 ………

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