「万死に値することを致しました」。最高幹部が告白した問題の全体像が明らかになりつつある。
2023年6月号 DEEP
飯田グループホールディングス(飯田GHD)の金融子会社を舞台とする損失飛ばし問題の全体像が明らかになってきた。昨年1月に本誌が号外速報でいち早く報じたスキャンダルを巡っては、迂回融資先からの回収作業が本格化、刑事事件化の可能性も含め、水面下で今なお余震が続いている。「私は万死に値することを致しました。会社を辞めるだけでは済まないことは承知しております。あらゆる民事刑事の罰を受ける所存です」一昨年11月19日、グループ最高幹部のひとり、千葉雄二郎氏はそう言って自らが犯した過ちを告白したのだという。グループ内で一連の問題が発覚したきっかけだとされる(同氏は翌月7日付で全役職を辞任)。千葉氏は東京大学を卒業し損保会社を経て1999年に社長室長として飯田産業入りした。4年後、同社の金融子会社「ファミリーライフサービス」(FLS)の社長となり、2019年4月には飯田産 ………
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