3月28日に渦中の元事務次官と密会していながら、大臣に報告しなかった久保田航空局長の罪状。
2023年6月号 POLITICS
国土交通省の元事務次官らによる民間企業への人事介入問題は、OBだけの問題に矮小化しようとする国交省の思惑が外れ、同省の現役官僚らにも飛び火した。これまで斉藤鉄夫国交相は、幹部らへの聞き取りをもとに「現役の関与は確認できなかった」と釈明してきたが、企業側の独立検証委員会が真っ向から否定するメールの存在を明らかにしたため、窮地に立たされている。
そして、遂に本誌はダメ押しと言うべき新事実を摑んだ。朝日新聞が報じる直前、渦中の元次官と国交省の現職航空局長らが会食していたのだ。OBと現役の密会が露見しただけでなく、朝日の報道後の対応について「口裏合わせ」をしていた疑いも浮上している。舞台となった「空港施設」(本社・羽田空港)は、従業員約120人と小規模だが、空港設備の不動産賃貸を手掛け、安定した収益基盤を持つプライム上場企業だ。事の発端は、国交省OBの ………
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