朝日新聞を潰す社長「中村史郎」の正体

戦後長らく日本のジャーナリズムの主軸をなした朝日新聞社はいま、音を立てて自壊しようとしている。

2023年6月号 BUSINESS [まるで宦官支配の清朝末期]

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朝日新聞社の中村史郎社長は6月、日本新聞協会長に就任する。朝日としては秋山耿太郎退任以来10年ぶりの協会長である。新聞業界の位人臣を極め、中村の股肱之臣は「協会業務で忙しくなる」と目を輝かせる。折からの用紙代高騰のあおりを受けて、朝日は業界に先駆けて5月1日、値上げに踏み切っている。朝日の朝夕刊セット販売は500円引き上げ、4900円になる。2021年7月にも値上げをしたばかりなのに、わずか2年で再度の値上げである。朝日は22年9月中間決算以降、慢性的な赤字体質に陥っている。その赤字を少しでも食い止めようという焦りから、経営陣が目先の収支均衡に拘泥したのだろう。朝日社長の中村史郎(政治部出身)は「製紙メーカーからの値上げ要請を受け入れざるを得なかった」と説明するものの、朝日社内からは「これでは自殺行為だ」と手厳しい声があがる。それもそのはず、宿敵の読売新聞 ………

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