再エネに絡めた裏工作を暴きたい特捜検察。水面下の捜査が続き、やがて「本丸」が浮上する。
2023年5月号 DEEP
投資コンサルタント「トライベイキャピタル」の三浦清志代表(43)は、3月27日、4億2千万円を着服した業務上横領罪で起訴された。夫人の国際政治学者の三浦瑠麗氏(42)は、「家族として支えながら裁判を見守りたい」というコメントを、自身のサイトに残した。清志被告は無罪を主張しており、「悪名」が高い日本の「人質司法」によって長期の起訴後勾留を余儀なくされよう。その際検察の狙いは、兵庫の太陽光発電所を巡り、出資金のなかから横領を働いたという「本線」の裏付け捜査にとどまらず、政官界に華麗なる人脈を築いた三浦夫妻が、太陽光などトライベイ社の再生可能エネルギーの事業化にあたり「政官界人脈」を不正に使わなかったかという「余罪」を追及することになる。
太陽光、風力、バイオマスなどの再エネは、清志被告を逮捕した東京地検特捜部にとって重要なテーマである。全量買い取り ………
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