「身を切る改革」で自縄自縛。スケールダウン必至だが、歓心買おうと自民、立憲は大阪詣で。
2023年4月号 DEEP
「ドケチな維新らしく、主催者側が予定する建設費の増額を許さない」(永田町関係者)――。2025年大阪・関西万博。1月後半には自民党幹事長の茂木敏充(67)、立憲民主党幹事長の岡田克也(69)が会場の工事現場へ視察に入るなど、春の統一地方選前に大阪府・市政を牛耳る日本維新の会の歓心を買う動きが出ている。もっとも、当の万博は資材高で目玉パビリオン工事の入札不成立が相次ぐなど問題が噴出。東京五輪を巡る談合事件に絡んで、運営ノウハウを持つ電通が大阪府・市と日本国際博覧会協会(万博協会)の入札参加資格を停止される事態にもなっている。設計内容のスケールダウンなどを迫られ、「ショボい万博になるのでは」とささやかれる。「かつては野犬がうろつく物騒な場所だった」万博会場となる大阪湾の人工島・夢洲(ゆめしま、大阪市此花区)について、大阪市の住民はこう語る。1970年代、 ………
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