津軽VS南部、総務省VS国交省の構図に津軽線存廃が絡む。地元協議会設置の意図は…。
2023年4月号 DEEP
青森県知事選(6月4日投開票)で、2人の保守系市長が立候補に名乗りを上げている。4月の統一地方選では「保守分裂」となりそうな首長選が相次いでいるが、こちらは「津軽vs南部」というご当地らしい構図も絡む。どちらを支援すべきか、頭を悩ませるのは地元の自民党。一方で、その対決の行方を静かに見守るのがJR東日本だ。「光陰矢のごとし。すべては青森県のため、愚直に努力をしてきた。新型コロナウイルス禍で経済が落ち込んだが、未来へのつなぎを果たせる状況になった」 現職、三村申吾のその引退表明(1月21日)が青森県知事選の正式な号砲となった。2003年6月に当選し、県政史上最多の5期20年。年齢はまだ66歳と老け込んではいないが、さすがに多選批判が集中していた。すると翌日、青森市市長(2期目)の小野寺晃彦、5日後にはむつ市市長(3期目)の宮下宗一郎が出馬を正式に表明。いずれも40 ………
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