「1%の次の首相候補」茂木幹事長の泣き所

来年秋の総裁選出馬に意欲満々だが、 野心が剥き出しになるほど、 首相の椅子は遠のくばかり。

2023年4月号 POLITICS

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昨今の永田町で「1%の男」のあだ名を冠せられる人物がいる。他でもない自民党幹事長・茂木敏充だ。1月にFNNと産経新聞社が行った世論調査の「次の首相にふさわしい人」で、茂木を推す声は1.1%。立憲民主党代表の泉健太と同じと言えば期待度の低さが知れよう。当人は来年秋の総裁選出馬に意欲満々だが、野心がむき出しになるほど、首相の椅子は遠のくように見える。永田町での茂木評と言えば「優秀だが器が小さい」。一度見た文書は全て記憶に収めてしまうとされる秀才ぶりの半面、立場が下と見るや気分次第で罵倒する悪癖は修正不能だ。昨年も幹事長会見で党職員の進行ぶりにいきり立ち面罵した様子が、テレビカメラに収められた。「もし総理になることがあれば、過去のエピソードとして繰り返しテレビに流れるお宝映像」と民放関係者は言う。「要は優劣、損得で物事を測っている」(自民党幹部)。そ ………

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