差別発言 荒井勝喜は 「なかなかいい奴!」

口さがない連中は「これで荒井ももう終わり」と噂しあうが、捨てる神あれば拾う神あり。

2023年4月号 LIFE

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差別発言が明るみに出るきっかけは3人の女性だった。荒井勝喜首相秘書官が同性婚の法制化などを巡ってオフレコで語った「隣に住んでいるのも嫌だ」「社会に与える影響が大きい、秘書官室もみんな反対する」などの発言を、いかに「オフレコ」という縛りがあろうとも、これは聞き捨てならないとオフレコを解除して報道に踏み切ったのは、官邸記者クラブの女性記者3人の問題意識の共振があった。荒井は2月3日夜、官邸記者クラブの約10人の記者を前にして、くだんの発言をしたのだが、唐突に差別発言をしたのではなく、選択的夫婦別姓やLGBTについての政府の取り組みを順を追って丁寧に説明した最後に「問題」となった発言が飛び出したのだった。岸田文雄首相がその二日前の1日、自民党内の保守派の意向を忖度したのか、同性婚の法制化について「社会が変わってしまう」と国会で答弁しており、親分である首 ………

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