野党第1党の新人議員が衆参両院で代表質問に立つのは極めて異例。政権交代よりも前に世代交代ではないか。
2023年3月号 POLITICS
「古くさい考えの政治家が国の政策を決めるから、女性が活躍できないのではないですか。いつになったら本当に女性活躍の時代が訪れるのですか。女性総理はいつ誕生するんですか」1月25日の衆院本会議場。首相、岸田文雄の施政方針演説に対する代表質問で新人議員が声を張り上げた。立憲民主党の大築紅葉(39、比例北海道)だ。野党第1党の新人議員が代表質問に立つのは極めて異例。本番1週間前の「指名」からほぼ徹夜で原稿を書き上げた。「コミュニケーション力が高く、党内外の関係者との橋渡し役を担っています。日本維新の会との『共闘』に一定の成果が出ているのも大築の動きによるところが大きい。新しい立憲を象徴する議員としての抜擢です」(全国紙政治部記者)大学受験に失敗した後、一念発起してイギリスに渡り、国際感覚を身につけた行動派だ。家庭では小学校3年生と1年生の2人の母親。2021 ………
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