ENEOS子会社 反社介在の黒歴史

ホステス性暴行の前会長、杉森氏にさらなる負の遺産。巨額買収した子会社メガソーラーに反社の影。

2023年1月号 DEEP

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石油元売り最大手ENEOSホールディングスの杉森務前会長が急きょ辞任したのは2022年8月のこと。当初「一身上の都合」としていたが、杉森氏が沖縄・那覇市内の高級クラブでホステスに目も覆いたくなるようなセクハラと暴行を働いていたことを「週刊新潮」が報じると一転、重大なコンプライアンス違反を理由にした事実上の更迭だったことを認めた。しかし、杉森体制下のENEOSHDで起こっていたコンプライアンス案件はこれにとどまらなかった。「脱炭素化の流れに遅れるな」という杉森氏の鶴の一声で21年10月、事業子会社のENEOSを通じ約2000億円を投じて買収した再生エネルギー企業「ジャパン・リニューアブル・エナジー」(JRE、東京都港区)。買収額から純資産額を差し引く「のれん代」は1600億円に上り、「狂気の巨額買収」とも指摘された。このJREが開発した熊本県のメガソーラー施設で、反社会勢力が用 ………

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