リニア動かす2人の鈴木「修と康友」

浜松・康友市長に殿の修が認める待望の後継者。知事に転じれば工事再開――。

2023年1月号 BUSINESS [暗闇のトンネル一筋の光]

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南アルプスの地下を貫通するトンネル工事が大井川の水量減少を招くとして、地元の静岡県がストップをかけているJR東海のリニア中央新幹線計画。2027年の部分開通(東京・品川―名古屋間)が困難ともみられているところ、状況が好転する可能性が出てきた。工事反対派の旗頭となっている静岡県知事、川勝平太の引退を見込んで、地元政界が動き出したからだ。学者知事に翻弄されるばかりだったJR東海だが、真っ暗闇のトンネルに明かりがともるかもしれない。もっとも、その動きのさらに裏にはリニアとは関係なく、静岡県ならではの権力構造が絡んでいる。カギを握っているのは、あの大物財界人だ。「基本的にですね、順調に進んでいる政策等は継承していただけるのではないか、という感触を得ることができました。私としてもですね、全面的に応援をしていきたいと思っています」11月29日の浜松市の定例会見 ………

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