党運営は「岡田-安住体制」であるのは 周知の事実。「枝野は両氏と相談しながら、 巧みに発信している」
2022年12月号 POLITICS
立憲民主党の枝野幸男前代表の発言が波紋を広げている。10月28日、自身のYouTubeチャンネルで消費税減税は失敗だったと突如宣言したのだ。「去年の総選挙で私が後悔しているのは、時限的とはいえ、消費税減税を言ったことだ。政治的に間違いだったと強く反省している」「大きくはないけど頼れる政府にしなくてはいけない。減税をいうのはどっちに向かっているのか、国民に対するメッセージがわからなくなる。二度と減税も言わない、というのは私の確信だ」党代表だった枝野氏は昨年10月の衆院選で、新型コロナウイルス対策として時限的な5%への消費税減税を公約に掲げた。あれから1年。急旋回した枝野氏の主張からは2つのメッセージが読み取れる。一つは共産党やれいわ新選組といったリベラル勢力との共闘決別だ。消費税減税は両党が強く主張していたことを踏まえ、昨年の衆院選で公約に盛り込んだ経緯 ………
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