東商リサーチの怒りは烈火の如く。会員がDLしたものまでという酷な要求に損害賠償まで。
2022年12月号 DEEP
信用調査大手の「東京商工リサーチ」(TSR)と、東証スタンダードに上場する与信管理支援の「リスクモンスター」の提携解消については本誌1月号「大株主のTSRがリスクモンスター切りの真相」で報じたが、両社の対立劇は第二幕に入った。TSRが「これまでに提供した情報を全消去せよ」とリスモンを東京地裁に訴えたのだ。TSRは本気でリスモンを潰しにかかっている。リスモンのビジネスモデルはもともと、TSRのもつ国内企業情報のデータベースをまるごと購入できるという関係を前提に成り立ってきた。リスモンの昨年までの有価証券報告書では「事業等のリスク」の冒頭に「(TSRとの)情報利用契約等が継続されない場合は、当社グループの業績に重大な影響を及ぼす可能性があります」との記載があったほどだ。TSRはリスモン創業からのパートナーで、両社の目指すところは「打倒、帝国データバンク(TDB)」 ………
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