JR連合のラブコール袖にした東日本

政・労・官の重鎮が顔を揃えた式典を欠席。まだ気を抜けないのか。戦後は続くよ、どこまでも。

2022年12月号 BUSINESS

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新橋―横浜(現桜木町)=1872年10月=を結んだ鉄道が開業150周年を迎えた。このメモリアルと時を同じくして、旧国鉄系の産業別労働組合、JR連合(日本鉄道労働組合連合会)が結成30周年の節目を祝った。96単組、8万6000人が加入し、鉄道人ならではの結束力を誇る有力産別の記念式典には、連合(日本労働組合総連合会)はもちろん、立憲民主党、国土交通省、JRグループ各社の幹部らが勢ぞろいした。ただしこの式典には、運輸関係者が密かに注目するある理由があった。その理由は後述するとして、当日の様子を紹介しよう。「国鉄改革の最大の目的はJR各社が経営自主性を確保し、鉄道を再生することにありました。労使が努力を積み重ね、社会に一定の評価を得ることができました」10月6日、東京・池袋のホテルメトロポリタン3階「富士の間」。JR連合会長の荻山市朗があいさつを述べた。会場には来賓として ………

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