求心力ゼロ! 岸田官邸「学級崩壊」の様相

松野博一官房長官以下、官邸スタッフが勝手な方向に動き回り、力不足と連携不足は目を覆うばかり。

2022年12月号 POLITICS

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岸田文雄政権が大揺れだ。安倍晋三元首相の国葬に続き、旧統一教会問題でも指導力が発揮できず、内閣支持率は低下の一途をたどる。物価高に対応して起死回生を目論んだ総合経済対策でも与党に振り回され、岸田の存在感は見えない。なかでも深刻なのは、岸田を取り巻く官邸スタッフの力不足と連携不足である。「松野博一官房長官以下、それぞれが勝手な方向に動き回り、求心力がまったく感じられない」との疑問の声が永田町だけでなく、霞が関の官庁街からも聞こえてくる。もはや岸田官邸は「学級崩壊」の様相を呈している。

機能不全の木原官房副長官

「物価高を克服し、経済再生を実現するための総合経済対策をまとめた。世界規模の経済下振れリスクに備え、トップダウンで万全の対応を図る」岸田は10月28日夜、政府・与党で総合経済対策を決定した後の記者会見でこのように語り、自らのリーダーシップを強調した。だが、その ………

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