2022年12月号 POLITICS [ポリティスクス・インサイド]
アイテック(東京都中央区、資本金4億8千万円)という総合医療コンサルの倒産劇に、意外な会社が登場している。アイテックは10月、東京地裁に民事再生法の適用を申請。民間信用調査機関によると、負債は約132億円。関連して、100%子会社でMRIやCT、人工呼吸器など医療機器販売を手掛けるジェミックが負債約110億円で自己破産。さらに、JA全厚連(全国厚生農業共同組合連合会)系の医療機器卸会社コーケンも負債約72億円で自己破産した。連鎖倒産は今後も続くとみられている。アイテックは、JICA(国際協力機構)のODAプロジェクトや国際協力銀行の有償援助プロジェクトを手掛けてきた。近年では、2017年に防衛省の「潜水医学及び人道支援・災害救援分野等の能力構築支援に関する教材作成・調査」(約3200万円)、18年に文科省の「国立大学附属病院の再開発整備に関する調査研究業務」(約650万円)を受 ………
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