「神戸」再分裂 山口組抗争は終結か

寺岡若頭が組解散計画も、井上組長は頑なで愛想を尽かしたか。「もう勢いがない」と警察関係者。

2022年10月号 DEEP

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六代目山口組(神戸)から分かれ、抗争相手とされてきた神戸山口組(同)ナンバー2の若頭で、2次団体俠友会(淡路)の寺岡修会長が8月22日、神戸からの離脱を宣言した。組の存亡を巡り、井上邦雄組長と対立したとみられる。神戸からの離脱は、新組織も含め4団体となった。井上組長が正念場を迎えるとともに、分裂抗争の終結が見えてきたと言われている。警察関係者によると、2015年8月に山健組(神戸)組長だった井上組長や寺岡会長、二代目宅見組(大阪)の入江禎組長ら六代目山口組2次団体の組長計13人は、司忍六代目組長の出身母体である弘道会(名古屋)主導の人事や高額な上納金などへの不満から、組を離脱して神戸山口組を結成した。長野県飯田市で同年10月、六代目傘下団体の組員が神戸の傘下団体に入ろうとしていた男性を射殺した事件を皮切りに、分裂抗争がスタート。16年には、神戸2次団体の ………

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