IRJ・DOLバトルで注目「お手盛り報告書」

不祥事の調査を巡ってIRJとダイヤモンドオンラインがバトル。内容を咎められない「お手盛り報告書」に再び注目が集まる。

2022年10月号 DEEP

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アイ・アールジャパンホールディングス(IRJHD)とダイヤモンドオンライン(DOL)がバトルを繰り広げている。きっかけとなったのはDOLが6月6日に配信した「【スクープ】株主総会の“参謀役”アイ・アールジャパンに強制捜査!『上場規程に抵触』の衝撃証拠を入手」という記事だ。 記事はまず元副社長兼COO(最高執行責任者)の栗尾拓滋にインサイダー取引の嫌疑がかかり、6月1日、同社本社に証券取引等監視委員会のガサ入れがあったことを書いている。その上でIRJの2022年3月期決算について、業績下方修正を開示するタイミングが遅く、東証の上場規程に抵触している可能性があると指摘した。IRJは期初に売上高120億円、営業利益60億円と予想していた。しかし昨年12月末に幹部だけが出席して開かれる会議で配られた資料には、通期の売り上げ見通しが95億4600万円とあった。DOLは「予想の大幅未達を認識し ………

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