「和円商事」社長の正体
2022年10月号 BUSINESS
証券界で今、最も注目されている投資家の一人が、東京都中央区で和円商事というプラスチック再生材料の輸出入などを行う会社を経営する本多敏行氏(52)である。
中国黒竜江省ハルビン市に生まれ、上海の名門「同済大学」を卒業後、上海でプラスチック関係の輸出入に携わった後、26歳で来日、和円商事を立ち上げた。日本の廃プラスチックを中国に輸出、世界の工場化が進む中国で再生加工するビジネスは活況を呈し、その勢いのまま日本への定住を決めて国籍を取得した。証券界で注目されるようになったのは、2020年にいずれも東証スタンダードに上場する紡績糸メーカー「北日本紡績」、プラスチック加工機メーカー「プラコー」の大株主となったことからだ。また、直近では電線やプラスチック加工品メーカー「三ツ星」(東証スタンダード)の「買収主体」としてその名があがった。三ツ星株を取得して経 ………
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