国鉄改革「立役者は(俺)一人」/リニアを媒介に日米同盟強化狙う/故葛西敬之「お別れの会」

号外速報(8月29日 17:00)

2022年9月号 BUSINESS [号外速報]

  • はてなブックマークに追加

運なのか、実力が引き寄せたのか。「人の縁」に恵まれていた。JR東海名誉会長、故葛西敬之。偶然にも、妹夫婦の仲人は「昭和の参謀」瀬島龍三だった。葛西の述懐によると、瀬島は「覚悟を決めてやりたまえ。国家は君たちを見捨てるようなことはしない」と激励したという。8月29日、東京と名古屋で開かれた葛西の「お別れの会」。菅義偉、麻生太郎、野田佳彦ら首相経験者、ラーム・エマニュエル駐日米国大使らが花を手向けた。葛西が東大時代に机を並べたのが、後に政界きっての政策通と呼ばれる与謝野馨。与謝野が約40年後の2000年、「若手の有望株」と当時官房副長官の安倍晋三を紹介することになる。安倍を支える「四季の会」には東京電力の勝俣恒久、新日本製鐵の三村明夫、三菱重工業の西岡喬、アサヒビールの福地茂雄、富士フイルムホールディングスの古森重隆らが集まった。葛西は安倍 ………

ログイン

オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。

FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービス(無料)です。年間定期購読をご契約の方は「最新号含む過去12号分の記事全文」を閲覧いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※オンライン会員サービスの詳細はこちらをご覧ください)。