金融庁から「天下りの達人」日下智晴の来歴

広島銀行ではスタンドプレーが過ぎ、金融庁ではお花畑教のプチ・グルと酷評された御仁の再就職先は「ご用心!」。

2022年9月号 BUSINESS

  • はてなブックマークに追加

2023年のG7サミット開催も決まった岸田首相のおひざ元の広島市では、官民による複数の再開発プロジェクトが進行している。25年春に開業予定の「JR広島新駅ビル」には、広島電鉄の路面電車が乗り入れ、22年秋には、「ヒルトン広島」が開業することで国際会議やインバウンド誘致にも大きな力を発揮しそうだ。広島の一等地である紙屋町には、21年5月に開業したばかりの広島銀行を傘下に持つひろぎんホールディングス(HD)の本社ビルが、そびえ立っている。総工費224億円で建て替えられた、地上19階高さ約95mを誇る巨大な免震ビルの1階には、アンデルセンが運営するカフェやイベントスペースもあり、休日も賑やかだ。

世を渡り歩くタイプ?

その広島銀行の新しい頭取に22年4月に就任したのが、清宗一男氏(59)だ。なお、退任した部谷俊雄氏(61)は、ひろぎんHDの社長を続け、両社の会長は引き続き池田晃治氏(68)が務めてい ………

ログイン

オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。

FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービス(無料)です。年間定期購読をご契約の方は「最新号含む過去12号分の記事全文」を閲覧いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※オンライン会員サービスの詳細はこちらをご覧ください)。