安倍氏銃撃事件余波 長官ポストを奪われた海上保安庁制服組の落胆 旧運輸省キャリア組は既得権死守へ

号外速報(8月04日 11:30)

2022年8月号 POLITICS [号外速報]

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安倍晋三元首相の銃撃事件は、霞が関の権力闘争にも波紋を広げ始めている。ウォッチャーの間で静かな注目を集めているのが、旧運輸省キャリア組と制服組が長官ポストを争う海上保安庁だ。この夏、旧運輸省キャリア組の次長、石井昌平氏が長官に昇任した。次長は海上保安監(旧・警備救難監)とともに組織のナンバー2にあたり、表面的には順当な人事とみえる。しかし、裏を返せば「旧運輸省キャリア組によるポスト奪還」(関係者)。海上保安大学校出の制服組との人事抗争の一コマだった。海保は終戦直後の1948年に発足してから、旧運輸省が所管してきた。長官・次長ポストは事務系キャリア組、警備救難監ポストは制服組-とすみ分けがなされてきた。2001年、森喜朗内閣による中央省庁再編で旧運輸省が旧建設省と合併。海保は国土交通省の外局となったが、長官・次長ポストは以前と同様に旧運輸省出身の ………

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