「日本企業は焼け野原」上から目線のTSMC

5千億円もの補助金と最先端研究施設を提供する破格の優遇政策のリスクは計測不能。

2022年8月号 BUSINESS

  • はてなブックマークに追加

今年は日本産業史の節目の年になりそうだ。半導体不足を解消し、落ち込んだ半導体産業の復権を図ろうと、時の政権が三顧の礼を尽くした上で5千億円もの補助金と最先端施設を提供するという破格の優遇で台湾積体電路製造(TSMC)を誘致したのだ。日本が誇る虎の子の基盤技術を活用できるTSMCにとっては、間違いなく飛躍のチャンスとなるが、協力する国内企業は知的財産を奪われたうえ、近い将来、丸ごと買収されかねない。前例を見ないTSMC優遇策がどう出るか、予断を許さない。6月24日、茨城県つくば市の産業技術総合研究所内で行われた「TSMCジャパン 3DIC研究開発センター」開所式で、TSMCの魏哲家CEOは終始笑顔を絶やさなかった。一方、横に並んだ萩生田光一経産相は晴れ舞台にもかかわらず白い歯を見せなかった。「特定外資に莫大な資金を投じてよいものか。もし、結果が出なかったら……」という不 ………

ログイン

オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。

FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービスです。年間定期購読をご契約の方は無料でご利用いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※ご利用いただけるサービスは購読コースにより異なります。詳しくはこちらをご覧ください)。