「ビットコインは死んだ」それでも買い!?

最高値から7割も下落。米国では取引所などで解雇、投資縮小が進んでいるが…。

2022年8月号 BUSINESS

  • はてなブックマークに追加

仮想通貨が大暴落している。ビットコイン(BTC)は6月、一時1万7600ドルまで下落し、2万ドル近辺を推移。昨年11月の史上最高値、約6万8千ドルから約7割も下げた。3兆ドルまで急増した仮想通貨全体の時価総額は9千億ドル程度まで収縮。過去にBTC暴落の影響を受けたのは一部の「もの好き」だった。しかし近年、仮想通貨業界には人材・資金流入が続いていただけに、米国では投資の取りやめや関連企業の従業員解雇と、影響は実体経済に及ぶ。「ビットコインは死んだ…」ともささやかれるが。暴落の主な要因は株式と同様、米国の利上げによる信用収縮と指摘される。ただ、仮想通貨固有の課題もその一因となった。5月にあった韓国のテラフォームラボが発行するステーブルコイン「テラUSD」の大暴落だ。ステーブルコインとは、ドルなど法定通貨と連動するよう価格が固定された仮想通貨を指す。発行元が担保資産 ………

ログイン

オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。

FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービス(無料)です。年間定期購読をご契約の方は「最新号含む過去12号分の記事全文」を閲覧いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※オンライン会員サービスの詳細はこちらをご覧ください)。