「北越メタル」棚橋社長留任の真相

「役員幹部人事構想案」を独自入手。日本製鐵とトピー工業の傲慢さとお粗末さは瓜二つ。

2022年8月号 BUSINESS

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日本製鐵が出資する自動車用ホイール・電炉大手のトピー工業が、自社の持分法適用会社である長岡市の地方電炉メーカー、北越メタルへの株主提案で、2人の独立社外取締役を不信任とし、自社から2人、日本製鐵から1人の取締役をねじ込んだ。会社法の専門家の多くが「疑義あり」とする蛮行だ。日鐵は昨夏、言うことを聞かない取引先の東京製綱に敵対的TOBを仕掛け取締役全員をクビした。巨大グループの中では「昭和のガバナンス」が罷り通っている。取締役の選任を巡り会社と、大株主のトピー工業のプロキシファイト(委任状争奪戦)に発展した6月21日の北越メタルの株主総会は、株主提案への賛成が多数を占め、トピー工業の勝利に終わった。これにより北越メタルのガバナンスは大きく劣化した。会社が提案した取締役の人事案は棚橋章社長(トピー工業出身)、武仲康剛専務(トピー工業出身)、小倉克彦氏 ………

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