プーチンは習近平の「手本」であり「目標」

これまで上から目線で接してきた日本政府に対する不自然なソフト姿勢は、中国外交の現状がいかに厳しいかを示している。

2022年7月号 POLITICS [「劣勢挽回」に必死]

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「中華民族の偉大な復興」を掲げて対外的影響力の拡大を図る習近平政権は超大国・米国に対抗するため、最大の盟友ロシアを主軸とする多国間外交を展開してきた。しかし、2月下旬にウクライナ侵攻を開始して国際的非難を浴びるロシアに肩入れしたことから、米国だけでなく欧州とも溝が拡大。東南アジアなどアジア太平洋地域でも中国と距離を置く動きが目立ってきた。

「インド太平洋戦略」に猛反発

「この戦略はどんな包装をしても、最終的には必ず失敗する戦略だ」。中国の王毅外相は5月22日の記者会見で米国のインド太平洋戦略について、こう断言した。中国高官が自分たちに不利な他国の政策をこき下ろすのはいつものことだが、このように全否定するのは珍しい。中国外務省の発表によると、王外相は「米国のインド太平洋戦略は国際社会、特にアジア太平洋諸国の間で警戒と憂慮をますます増大させている」とした上で、同戦略は「ア ………

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