大手コンビニ撃退「セイコーマート」の不安

セブンなどの攻勢はかわすが、実力会長に知事選出馬観測。45歳創業者長男は守れるか。

2022年7月号 BUSINESS

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「絶対に殲滅させる。まあ見ていてください」。5年ほど前、大手コンビニエンスストア、セブン-イレブンの担当者は次なる攻撃の標的を北海道のローカルチェーン、セイコーマートに絞り込んでいた。

ひたすら「忍」の一字

セブンの他チェーン店舗の殲滅手段は徹底した近隣への出店攻勢にある。すでに人口減少が進み、市場としての伸びは期待できない北海道で、セブンはセコマ店舗の近隣に出店を進めた。2017年から19年までの2年で、セブンは北海道内に店舗数を53店増やし、一部のセコマの店舗を閉店に追い込んだ。国内コンビニエンスストア市場は典型的な寡占市場だ。セブン-イレブン、ローソン、ファミリーマートの3ブランドで全国の店舗の約9割を占める。市場の伸びが鈍化した10年代から、大手コンビニ3社は積極出店によって収益力に劣る中小コンビニを干上がらせ、ゼロサムゲームのなかで自らのパイを拡げていった。セコマ ………

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