COOが突如退任。EV時代にエンジンに拘り、提携先のトヨタを毛嫌いしたことがアダ。
2022年7月号 BUSINESS
マツダの藤原清志副社長兼COO(最高執行責任者)が今年6月24日開催の株主総会で突如退任することが決まった。
藤原氏は昨年6月にCOOに就いてイノベーション、カーボンニュートラル、協業・新事業統括を担当して経営の幅広い領域を見てきた。マツダでは来年社長交代が見込まれ、社内では丸本明社長兼CEO(最高経営責任者)の後任として有力と見る向きもあったが、突然の退任の背景には「クーデター」があると言われている。藤原氏の退任が発表されたのは5月25日。一身上の都合により、自ら退任を申し出たという。マツダは例年5月10日過ぎに株主総会後の役員人事を発表するが、それが10日以上も遅れた。経営上層部で人事を巡ってもめていたようで、複数の役員が結託して藤原氏の追い出しに成功した。そのクーデターを首謀したのが広報、渉外、管理領域統括の毛籠(もろ)勝弘取締役専務執行役員と見られ ………
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