異色のアクティビスト「アルファレオ」が7年にも渡り執拗に攻撃し続けた乾汽船から撤収し、クックパッドに転進中だ。表には決して名前を出さないが、アルファレオを率いるのは「バッファロー」ブランドのIT周辺機器メーカー、メルコホールディングス（HD）の2代目社長・牧寛之氏と見て間違いない。同氏は創業者・牧誠氏（2018年死去）の長男で、14年に33歳で社長に就任した。メーカー経営者でありながら株式投資には並々ならぬ熱意があるらしい。03年に京都大学を卒業し父親の会社に入ったわけだが、最初の肩書はアイルランドに設立した金融子会社の代表。その後、07年にはシンガポールの金融子会社を個人で買い取り、「MAM」と改称し、いったんはそちらに軸足を移した。MAMは外資系証券出身者らをスカウトし、ロング・ショート戦略など日本株ファンドを運用。西麻布のキャバクラで一晩44万円も使い外資 ………