ニコンが一人負け!主力の露光機が風前の灯

主力商品の競争力喪失は、カメラ事業にも影を落とす。 活路が見えず、経営危機が囁かれる始末。

2022年5月号 BUSINESS

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ニコンの主力製品である半導体露光機に、かつての競争力がなくなっている。強い追い風を受けて絶好調の半導体業界、露光機も例外ではないが、ニコンだけが、やっと黒字を確保する程度にとどまり、蚊帳の外だ。2026年3月期までの中期経営計画では、新規分野を伸ばし二桁の営業利益率を目指すが、主力製品の活路が見えず、経営危機に陥る懸念が囁かれている。ニコンにとって半導体露光機はデジタルカメラや測定機器、医療機器といった全ての事業を支える技術の源である。髪の毛よりも細い電気回路をフォトマスクという原盤を通してシリコンウエハーに転写する半導体露光機の市場は、シェア断トツのオランダのASMLと日本勢(キヤノンとニコン)の寡占であり、前年比数十%増が見込める成長市場だ。この恵まれた市場で、十数年前まで世界シェアトップを誇ったのがニコンである。ところが、後発のASMLに追い ………

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