どこにいるのか「牧島かれん規制改革相」

参院選が終わるまで官邸を忖度し、波風を立てない議論をしていたら、何も変わらない。

2022年5月号 BUSINESS

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「規制改革をやっているのは、もう河野太郎じゃないんでしたっけ……」3月某日、内閣官房幹部の一人は会食の席で、経済界の重鎮からの皮肉を、苦笑しながらやり過ごした。現職の規制改革担当相は牧島かれん(45歳)だが、前任の河野に比べ、あまりにも知名度と存在感がない。政府内でも「どこにいるのか分からない」と揶揄される有り様だ。結果、成長戦略のカギを握る規制改革の推進力は著しく減退、岸田文雄首相の本気度が疑われる由々しき事態と化している。

「まだまだ未熟で荷が重い」

岸田政権における規制改革の位置づけは発足当初から必ずしも高くなかった。首相直属の「デジタル臨時行政調査会」(臨調)の下に、デジタル改革、行政改革と並ぶ形で規制改革推進会議をぶら下げた。担当相になった牧島はやる気は十分だが、何せ当選4回の初入閣。父親は小泉純一郎が衆院議員当時の秘書を務めた神奈川県議。牧島は、引退する河 ………

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