バイナンスが日本の仮想通貨ライセンスを申請しないのは、 その敷居の高さ、扱える通貨の少なさが理由。
2022年5月号 BUSINESS
アラブ首長国連邦・ドバイで3月下旬「ブロックチェーン・ウィーク」なるイベントが開かれた。オンラインを含め世界から数千人が開発者らの講演やカンファレンスに参加した。同月、現地の仮想通貨規制当局からライセンスを取得した「バイナンス」が主催した。バイナンスは2017年に設立された仮想通貨取引所で、もともとの拠点は上海。しかし、中国政府の規制を逃れる形でマルタ共和国に移り、現在はケイマン諸島に拠点を置いている、とされる。CZ(シージー)ことCEOのチャンポン・ジャオ(趙長鵬)氏は、ツイッターのフォロワーが527万人。バイナンスに上場(取り扱い)すれば、仮想通貨の価格が急騰する、世界最大の影響力を持つ。一部、日本語サービスも提供しており、金融庁は「無登録で日本居住者を相手方として暗号資産交換業を行っている」と重ねて警告している。しかし、日本人が利用したところ ………
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