「円安はプラス」自説に溺れる黒田日銀総裁

口先介入空しく20年ぶりに1ドル=126円台に。大規模緩和がさらなる円安を生むジレンマに陥る恐れ。

2022年5月号 BUSINESS

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「それでも円安はプラス」と言い張る黒田日銀総裁に豹変はないのか?異端審問で有罪判決を受けながら、「それでも地球は動いている」とつぶやいたとされるガリレオ・ガリレイ。「悪い円安」論の渦中にあって「円安が経済にプラスに作用している構図に変わりはない」と繰り返す黒田東彦日銀総裁の一徹さが重ならなくもないが、果たして残り1年を切った任期中ぶれることなく自説を貫けるのか。円相場は3月28日、海外市場で6年7カ月ぶりに一時1ドル=125円台を付けた。わずか1カ月で10円程度の急激な円安ドル高の進行に対し、経済界からは「今の為替の水準はどう考えても日本経済に決してプラスに働かない」(経済同友会の桜田謙悟代表幹事)と、強く警戒する声が上がった。

「アベノミクス」の呪縛

ただでさえ、ロシアによるウクライナ侵攻と、それに対する欧米の経済・金融制裁の影響で、原油や穀物、希少金属など国際商品価格 ………

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