ボロ株「燦キャピタル」に「札付き」がぞろぞろ

ジャスダック上場の燦キャピタルマネージメントは札付きブローカー、大場武生氏との接点が囁かれたが、腐れ縁はなお続いているようだ。

2022年4月号 BUSINESS

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ボロ株ウォッチャーの間でにわかに動向が注目されている銘柄がある。ジャスダック上場の燦キャピタルマネージメントがそれだ。今年1月にはネット上で「関係先が家宅捜索を受けた」との情報が流れる始末。会社側は「そうした事実はまったくない」(松本一郎・専務経営統括本部長)と火消しに躍起だが、2月中旬公表の2021年4~12月期は売上高3億円足らずに対し純損失が9億円超と惨憺たるもの。経営混迷は間違いない。オリックスOBの前田健司社長が創業し投資関連ビジネスを手掛ける同社は、かつて政治銘柄として知られた。09年、米映画会社パラマウント・ピクチャーズ関連のテーマパークを大阪府内の万博記念公園に誘致する計画をぶち上げ、当時の橋下徹知事も乗り気だったからだ。が、11年12月、府が募集したコンペでは意外にも落選、子会社解散で2億円の損失を出した。これを機に経営は右肩下がりだ。以 ………

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