「こどもに接種」本当に大丈夫か/科学ジャーナリスト/倉澤治雄

ファイザーはFDAに対し、生後6カ月からの接種承認を求めるデータの提供を始めた。子を持つ親の悩みは深い。

2022年3月号 LIFE [決めるのはあなた]

感染症研究の世界的権威でホワイトハウス・コロナウイルス・タスクフォースの重鎮、アンソニー・ファウチ米国立アレルギー・感染症研究所長らが昨年12月、「The New England Journal of Medicine(NEJM)」に投稿した論文が波紋を呼んでいる。タイトルは「ユニバーサル・コロナワクチン、緊急の必要性」である。現在のワクチンが時間の経過とともに追加投与が必要となること、ブレークスルー感染を防ぐことができないことなどから、「迅速で強力な免疫応答」を誘導し、「妊娠中の女性にも安全」で、「抗体依存性増強(ADE)」を誘発せず、1回の投与で効果が表れ、生涯にわたって全身免疫を誘導できるワクチンが必要だというのがファウチの主張である。この論文の意図するところは明らかだ。ファイザー、モデルナのmRNAワクチンは感染を予防せず、発症予防の持続性に難があり、安全性が十分でなく、変異 ………

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